2011/3/4 外科処置が続きました

昨日の木曜日には診療が終わってから溜まっていた書類仕事をまとめて片付け、歯科医師会と友人宅にそれぞれ書類を届けて仕事完了。自宅に帰って週に一度のストレス解消＝近所の立ち呑み屋さんでまったりしてました。いつもよりたくさん焼酎を飲んだので、帰ってからは知らぬ間にうたた寝。気付いたら深夜1時でした。
さて、金曜日はいつも勝負の日です。毎週たいてい金曜日が一番バタバタします。今日は外科処置がいろいろ重なりました。舌の下面のヒダが突っ張って上あごに届かない舌小帯強直症の患者さんをご紹介いただき、今日手術を行いました。舌が突っ張って英語の発音に困るそうです。舌小帯が分厚くて粘膜下には静脈が２本縦走していましたので、丁寧に形成術を行い10糸ほど縫合しました。手術後には舌尖が上顎前歯を越えて上唇まで届くようになりました。術後は舌が腫れやすいので注意深く経過を見ていきます。
そして夕方には小学5年生の女の子の手術を行いました。矯正専門医からの紹介で、埋伏した上顎第1小臼歯を萌出させるために開窓術を行いました。麻酔を頑張って乗り切り、口蓋粘膜を剥離、開窓部の切除、埋伏歯を覆う骨の削除、そして止血処置と縫合まで、本当によく頑張ってくれました。骨の中に埋もれていた小臼歯が見えるようになり、傍で見守っておられたお母様が感激されていました。術後は少し痛いでしょうが、早く傷を治して、矯正の先生に小臼歯を引っ張り出してもらいましょう！
診療を終えて片付けなどを済ませ、やっと一息。技工所から届いたインプラント上部構造のセット手順を確認するため、シミュレーションを完了しました。少し特殊なケースなのですが、きっとこのインプラントもうまく機能してくれると思っています。
さぁ、帰ってお風呂に入りましょう。明日は大学の同門会でお勉強です。